光の使い方
前回の人物写真の撮り方!の続きになります。
写真の撮り方の順番が大切というお話をしましたが、被写体に関することが終わったら次は光です。
写真を撮るうえで光はとても大切で、「写真が撮れるかどうか=光が見れるかどうか」という等式が成り立つというほど重要です。
写真を始めるまでは、日常的に光を意識してみるなんてことはありません。
それが綺麗だとか綺麗じゃないとか、そんなことは考えないと思います。
ただ写真においては、「光を意識して見る」、「意識して綺麗な光をつくること」がとても大切になってきます。
いくら高価な機材を購入したとしても、良い機材をもっていたとしても、自分の目で光を見る力がないと良い写真は撮れません。
そこがプロかどうかの最初の境目です。
光の説明を今からしてみますが、ある程度の言葉では伝えられますが、最終的には自分の目で鍛えるしかありません。
そのために何を見たらよいのか、どうしたらいいのか、僕なりのコツを伝えられればと思います。
まずは光の種類を理解する
まずは最初に何をするばいいのか。
僕が最初にカメラを手にしたときに、光が大切だと言われましたが、どうやって光を勉強していいのかが全くわかりませんでした。
10年ほどやってみて、自分なりのアドバイスを。
光をうまく扱っていくためには、光の種類をまずは頭の中に入れておくほうがいいです。
難しく考えずに、簡単にまとめてみると、
- 自然の光
- 人口の光
の二種類です。
自然の光は太陽の光です。
人口の光はストロボやタングステン、蛍光灯やLEDなど、人が開発した光です。
この二種類しかないので、この二つの特徴さえまずはしっかり理解すれば、光が使いこなせるようになります。
簡単です。
自然の光・自然光・太陽光
自然光の特徴を簡単にまとめてみます。
- 光の量が圧倒的に多い
- 時間によって光源の位置が変化
- 季節によって色が変わる
くらでしょうか。
当たり前の話になってしまいますが、簡単に言えば、自然光というのは太陽なので、自分の力ではコントロールできないので、その時々のタイミングによって、光の量・角度・方向が変わっていく、ということです。
自然光を扱う場合は、太陽の動きに合わせて写真をつくっていかないとダメというこです。
そして光の量が当たり前ですが圧倒的。
ストロボや蛍光灯のような人口の光では真似できません
人口の光・ストロボ・LEDなど
人口の光の特徴を簡単にまとめてみます。
- 光の量・方向・角度を自由に決めれる
- 自然光に比べると光の量が弱い
くらいでしょうか。
ものすごく簡単にまとめています。
人口の光といってもストロボや蛍光灯やタングステンなど、その中でも色々種類がありますが、ここではそれぞれの特徴はいったんスキップします。
自然光との違いは、光の量や方向や角度などをフォトグラファーが自由に決めることができることです。
ただしその分自然光と比べると光の量は劣ります。
光の種類によっての違い。量・方向・角度
さてここで僕がいったんまとめておきたいのは、
自然光は「光の量は多く、光の量・方向・角度は調整できない」
人口光は「光の量は少なく、光の量・方向・角度が調整できる」
という点です。
なぜこうまとめるのかといいますと、光を見るというのは「光の量・方向・角度」を見るということだからです。
被写体にあたっている光が今どのくらいの量であたっているのか?
被写体にあたっている光はどの方向からきているのか?
被写体に差し込んでいる光はどの角度から入ってきているのか?
これを注意してみると光が理解できるようになります。
例えばSNSで自分が綺麗な光だなと思う写真に当てはめてみてください。
そうすると完璧に言い当てることはできませんが、おそらくなんとなくは理解できるはずです。
なんとなく光の量・方向・角度が分かれば、ある程度同じ用に写真を撮ることは可能です。
今日はここまでで。
次は具体的に自然光についてお話をしてみたいと思います。
それでは。
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