一緒に。｜東山店

今日はカメラマンとしての私の気持ちの変化について少しお話します。私は写真において、カメラマンになるまでは特に挫折もなくとんとん拍子で進んできました。
自分でいうのもなんですが、写真を勉強していない身としては、上手かった、と思います。

周りからの評価も高く、
「自分はすごい」
と思い込んでいた時期が続いていました。
そんな傲慢な気持ちはもちろん、
態度にも撮影にも写真にも表れるわけで、
今でも思い出すと恥ずかしくなるくらいの数々の言動が頭に浮かびます。
そんな中、みんなにちやほやされることで図に乗っていた私に向き合い、しっかり叱ってくれた先輩がいました。

カメラマンを始めてから怒られる経験のなかった私は本当に雷に打たれたような衝撃で、
私にこんなにしっかり向き合ってくれる人たちがいるのに、私は誰とも向き合わず一人で成長しているかのような気持ちでいました。今も自分の写真に自信を持っていることに変わりはありませんが、自分の中で「いい写真が撮れたな」と思った時にはいつもそのときのことが頭によぎります。

「自分がすごい」わけではなく、

いい写真を撮らせてもらった環境への感謝を常に忘れないこと。
被写体の表情やしぐさ、ポーズを引き出してくれるコーディネーター
言葉には出さなくとも常に成長できる環境を与えてくれる周りのスタッフ
周りに人がいないと作り上げることのできなかった写真の数々を見ながら、改めて感謝の気持ちが溢れ、このブログを書くに至りました(笑)
気持ちが変わることで写真が変わることもあります。