プロカメラマンおすすめ!初心者におすすめの一眼レフレンズは?
いつもスタジオノーブレムのコラムをご覧頂きありがとうございます★
本日は初心者の方、これから一眼レフを始める方へのおすすめレンズを紹介します!
単焦点レンズやズームレンズ、望遠レンズに広角レンズ、色々あって分からい…、そんな方たちに向けてレンズの説明をしながら、まずはこれを持っていたらいいよというレンズをご紹介させて頂きます。
レンズ選びに迷っている方は是非参考にしてみてください!
【こちらの記事で紹介するレンズ】
- canonEF50mm F1.8 STM
- canonRF50mm F1.8 STM
- canonRF85mm F2 MACRO IS STM
- canonEF24-105mm F4L IS II USM
- canonRF24-105mm F4 L IS USM
- EF24-70mm F2.8L II USM
- RF24-70mm F2.8 L IS USM
キヤノンのレンズの種類について
キャノンのレンズは【Lレンズ】とそうではないレンズがあるのですが、【Lレンズ】は、ざっくりいうと高級レンズです。
Lレンズは性能がいいので、値段も割高です。
初心者の方がLレンズを持っていた方がいいかどうかですが、個人的な感想でいえば、趣味やプライベートで今から一眼レフを始める方であれば、初心者の方はLレンズでなくてもいいと思います。
高級なレンズを持っていても、使いこなせなければ意味がありません。
勿論、高いレンズは性能はいいので、自分に技術がついてきたり、写真が楽しくなってきたり、経済的にも余裕が出てきたら、ステップアップでLレンズにしてもいいとは思います。
ちなみにプロでもLレンズではないノーマルレンズも使用します。
例:【RF 24-105mm F4 L IS USM】
ちなみにLレンズかどうかを確認するには、レンズ名のところに記載があります。レンズ名のF値の後ろに、Lレンズの場合はLという表記があります。
キヤノンのレンズマウントについて
出典:キャノン
キヤノンのレンズマウントには二種類あります。キャノンの一眼レフを持っていてもレンズマウントが違うと正しく使用できないので注意してください。
(*レンズマウントとは、レンズとボディを接続する部位のことです。レンズとボディの両方が同じマウント同士じゃないと取り付けることができません)
- EFマウント
- RFマウント
です。
EFマウントはキャノンの一眼レフカメラ(ミラーレスカメラではない)に使用できるマウントです。
RFマウントはキャノンのミラーレス一眼に使用できるマウントです。
ちなみにキヤノンのミラーレス一眼にマウントアダプタを装着すれば、EFマウントのレンズも使用できるようになります。
おすすめレンズ① canon EF50mm F1.8 STM
一眼レフカメラを購入したのになんか思ったように写らない、スマートフォンで撮った方が綺麗な気がする、キットレンズはあるけれど次に何を買えばいいか分からない。
そんな方達に向けてプロのカメラマンがおすすめする初心者が買うべきレンズをご紹介します。
学生でお金がない方や、お子様を撮るために一眼レフカメラを購入したママさんカメラマン、これから一眼レフカメラを購入しようか悩んでいる方などにもおすすめです。
その一眼レフレンズとは【canonの50mm f1.8】です。
【50mmレンズの参考ページ】
キヤノン50mmレンズ製品紹介ページ
50mmという画角のレンズとなっていて、画角を変えられない単焦点レンズという種類のレンズとなります。
このレンズをおすすめポイントは、
- 安くて軽い!気軽に買えて持ち運びも楽!
- 単焦点レンズならではの綺麗な写りやボケ味がある
- 日常を切り取るのにおすすめの画角
です。
一つずつ見ていきましょう。
1.安くて軽い!気軽に買えて持ち運びも楽!
- 1〜3万円前後で購入できる。コスパ最強!
- 重量がスマートフォンくらいの約200g
- APS-C機とフルサイズ機の両方に対応
このレンズは、一般的に撒き餌レンズと呼ばれているものです。
名前の通り、自分のメーカーのカメラを使ってもらうために、各メーカーが利益を度外視して販売しているものとなります。
そのため、レンズは数十万円するものも多い中、このレンズはどのメーカーからも1〜3万円で販売されていることが多いです。
安いと性能が悪いんじゃないの?と心配されるかもしれませんが、この金額でもとても美しい写真が撮影できます。
コスパ最強なんです!
カメラを買ったばかりで、今後そんなにカメラを使うか分からないという方や、カメラを買った時に付属していたキットレンズのみしか持っていない方が気軽に買いやすいものとなっています。
また、カメラを買ったはいいけれど、慣れないうちはカメラも大きな荷物になるのにレンズまで重かったら持ち運ぶのが億劫になってしまうという方もいると思います。
そんなお悩みの方にもおすすめです。
このレンズは重量がなんと約200g以下のものが多いです。
これは物によりますがスマートフォンと同じくらいの重量となっています。
重いレンズですと1kg以上のものもある中で、このサイズ感でしたら気軽に持ち運びやすいので、初心者にもおすすめできます。
しかも、この撒き餌レンズの多くはAPS-C機・フルサイズ機どちらも対応のレンズとなっています。
レンズにはAPS-C機のみ対応のレンズも多くて、いつかカメラ本体を変えるかもしれないからレンズを買うのはもったいない気がすると悩んでいる方でも安心して購入することができます。
2.単焦点レンズならではの綺麗な写りやボケ味がある!
- 明るくて、ボケやすく、写りが綺麗
- 画角を変えられない分、初心者の練習に向いている
単焦点レンズとズームレンズの違いを説明します。
【単焦点レンズ】とは、
- 焦点距離が固定されているタイプのレンズ
- 画角が変えられない
- 自分の足で構図を変えていく
- 明るくて綺麗な写りやボケ味がある
被写体以外を綺麗にボカすことができるので、主役を引き立たせることができるのが特徴です。
【ズームレンズ】とは、
- 焦点距離を変更することができる
- 一本で広角や望遠など色々な撮影をすることができる
明るさや写り・ボケみは単焦点レンズには劣る部分もあります。
初めてカメラを購入した方は、初めからレンズが付属しているズームレンズセットを購入される方が多いと思います。
これに付いているレンズの多くが、初心者にも色々な焦点距離の撮影を楽しんでいただけるために、ズームレンズが付属していることが多いです。
しかし、このレンズの多くがf値(絞り)がf4-f5.6のような数値となっています。
f値とは低ければ低いほど、明るくてボケが強くなりますが、f4-f5.6というのは、さほど明るいレンズではありません。
数値だけ見るとなかなかピンとこないと思いますが、f値がこの数値だと室内での撮影はかなり暗い写真となってしまいます。
屋外でも晴れの日であれば明るくは撮れますが、f4-f5.6のレンズでは、一眼レフカメラらしい綺麗なボケがなくてカメラを購入する時にイメージしていたような綺麗なボケのある写真は撮るのが難しいです。
それもあり、カメラを買ったはいいけれど、想像していたように撮れなくて結局スマートフォンで撮影をしてしまう、ということになっている方もたくさんいると思います。
そんな方達には特に単焦点レンズを一度試していただきたいです。
被写体をくっきりと写して、一眼レフカメラらしい明るくて綺麗なボケ味のある写真が撮れて、カメラを持ち運ぶ機会が増えると思います。
この話だけ聞くと、「f値の低いズームレンズを買えばいいじゃん」という意見がありそうですが、大三元レンズと呼ばれるズームレンズの最高峰のものでもf値はf2.8となっていて、値段がなんと約30万円前後するものとなっています。
初心者だけに限らずに趣味でカメラをやっている人にも中々気軽に買えるものではないですよね。
そんな中でこのレンズはf値がf1.8とズームレンズの最高峰のものよりも明るくてボケ味があるにも関わらず、値段が1〜3万円で購入できるので、とてもコストパフォーマンスの良いものになっています。
また、余談にはなりますが、初心者に単焦点レンズをおすすめする理由として、ズームができなくて画角を変えられない分、カメラの練習には最適という理由もあります。
カメラを買ったばかりでズームレンズを付けている時はどうしてもカメラマンは動かずにその場所の位置でカメラのズーム機能を使って構図を変えがちになります。
しかし、単焦点レンズの場合は自らの足で動かなければ構図を変えることができないので、考えながら撮影をしざる得なくなります。
そのため、写真の上達にはもってこいとなるので、ぜひ挑戦してみてください!
3.日常を切り取るのにおすすめの画角!
- 50mmは人間の見ている視野に最も近い画角
- 一本でオールマイティに使える
50mmの焦点距離のレンズは標準レンズといいます。
50mmを境目にしてこれよりも焦点距離が短いレンズを広角レンズ、焦点距離が長いレンズを望遠レンズといいます。
標準域である50mmは人間の見ている視野に最も近い焦点距離になります。
つまり、普段見ている景色や日常をナチュラルに切り取ることができます。
カメラを持ち歩いていて、綺麗だなと心が動いた瞬間や情景などを直感的に撮影しながら、スマートフォンでは撮れないボケ味をによって被写体を引き立てることができる画角になります。
自然な雰囲気を残したい方におすすめの焦点距離となります。
また、被写体に寄って撮れば望遠レンズらしいボケの強い写真を撮ることができますし、離れて引いて撮れば広角レンズのように景色全体を撮ることができます。
50mmがあれば一本で様々な表現を撮影することができるので必ず持っておきたいレンズとなります。
【※注意点 APSC-機だと焦点距離が変わります!】
APS-C機とフルサイズ機だとセンサーサイズが違うため、焦点距離が変わります。
フルサイズ機の場合は50mmレンズはそのまま50mmレンズの焦点距離として使えますが、APS-C機の場合は85mmレンズの焦点距離に近くなり中望遠レンズの焦点距離となります。
中望遠レンズですとポートレートレンズと呼ばれていて、人物を綺麗に強調する撮影には向いてる焦点距離となります。
もしAPS-C機を購入していて、50mmの焦点距離で撮影したい方は30〜35mmのレンズを使用すれば大丈夫ですのでお気をつけください。
おすすめレンズ②canon RF50mm F1.8 STM【RFマウント】
こちらは同じ50mmのキヤノンのミラーレス一眼用のレンズです。
すでにEOSRなどのキヤノンのミラーレスレンズを持っている方はこちらがおススメですね。
おすすめレンズ➂canon RF85mm F2 MACRO IS STM【RFマウント】
【おすすめポイント】
- F2.0が使える
- マクロ機能があり
- 人物撮影に向いている中望遠
続いて紹介するのはRFマウント(ミラーレス一眼用)の85mmです。
一眼レフを買った時にどういう写真が撮りたかったかを少し思いだしてみると、一眼レフ特有のボケ感が必ず理由に入るのではないでしょうか?
一眼レフ特有のボケ感を味わいたい方にF2.0は魅力的です。
少し一眼レフに慣れてくると、人物撮影では80mm以上の中望遠が欲しくなってきます。
canonの85mmといえば単焦点の中では神レンズともされていて、とても高価で簡単に購入できません。キャノンの中てもLレンズは高価なレンズでLレンズの85mmは30万円以上します。
ここで紹介するのはLレンズではなく、その下のクラスのレンズです。
実際に使用しましたが、とても綺麗に写ります。F値も2.0まで使えるので、とても明るく、単焦点特有のボケみを味わえます。
またこのレンズのもう一つの良さはマクロレンズでもあるということ。マクロなので小さい被写体を接写して撮影することができます。
マクロレンズは使用頻度が少ないかもしれませんが、付いてて損はありません。
おすすめレンズ④canon EF24-105mm F4L IS II USM【EFマウント】
今までの三本は単焦点レンズのご紹介でしたが、続いてはズームレンズです。
ズームレンズは広角も望遠もいけるので、やはり一本持っていると重宝しまし、プロも必ず1本は持っています。
今まではLレンズではなくノーマルのレンズのご紹介でしたが、ズームレンズはできればLレンズの購入をおすすめします。
理由は、一つだけなのですが、ノーマルの標準レンズは焦点距離によってF値が変わってしまうからです。
ノーマルレンズのズームレンズを見てみると、F値がF4-5.6のように幅があります。これは自分が使う焦点距離によってF値が変わることを意味します。
撮影時に焦点距離によって、ころころF値が変わってしまうと、正直使いづらいです。
ズームレンズをキャノンの純正品で選ぶのであれば、少し値が張ったとしてもLレンズをお勧めします。
おすすめレンズ⑤RF24-105mm F4 L IS USM【RFマウント】
こちらはキヤノンのミラーレス一眼専用のレンズです。EOS Rなどの機種をお持ちの方はこちらを選びましょう。
おすすめレンズ⑥EF24-70mm F2.8L II USM【EFマウント】
24-70mm F2.8、こちらはキヤノンのズームレンズでも最高峰だと思います。私たちのスタジオにも必ず1台はあります。
24-105mmと比べて、望遠はさほどないですが、F2.8の明るさの方が実際に重宝します。
かなり値が張りますが、購入すれば一生ものとしてカメラライフにはなくてはならないレンズにはなると思います。
おすすめレンズ⑦RF24-70mm F2.8 L IS USM【RFマウント】
こちらはキヤノンのミラーレス一眼専用レンズです。EOSRなどの機種をお持ちの方はこちらです。
おわりに
初心者の方がレンズを買う時にはおさえておきたいポイントは、
どんな写真が撮りたいのか?を自分で明確にして、
ボケ感や一眼独特の世界感を楽しみたい場合や作品撮りをしたい場合は、単焦点レンズでF値が明るいものを選ぶ
旅行先で景色を撮影したり、人を撮影したり、色々なものを撮りたい場合は、標準レンズ(できればキヤノンの純正であればLレンズ)を選ぶ
ここをポイントにレンズを決めればいいと思います。
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