2024年を振り返ってみると、あっという間だったという印象ですが、それでも仕事をしながらたくさんの気づきや成長があった年だったと思います。

フォトグラファーという職業を20年近くやっていても、まだ完璧ではない、完成されていない部分はたくさんあって、一つのことだけを完璧にすることだけでもとても大変なことだと思っています。

良い写真を撮るために途中で投げ出したくなる時や、もうこれ以上何もないんじゃないの？って思う時もあるのですが、実際にはそんなことはなくて、まだまだやれることはあったりします。今年はそれが分かったような一年でもありました。たくさん勉強しながら、まだまだ覚えないといけないこと、自分が知らないといけないことだらけで、もう一度学習しないといけないなとあらためて感じた年でした。

やっぱりなんでもそうですが、「本当はなにも知らないのだけど、なんでも知っていると思ってしまっている」と勉強への足は止まってしまうなと。そうならないためにも、まずは自分がなにも知らないことを知り、日々繰り返し学習していく習慣をつけていかないとフォトグラファーとしては精進しないということを、最近ある方が撮影した成人式の写真を見てあらためて感じました。センスなんかじゃなく、経験がすくなくても、写真は真剣に取り組んだ時間で変わるなと。


さて、今年はまだはじまったばかりですが、東山店でＧＩＦＴという取り組みを本格的に力を入れて、スタートさせました。写真撮影の方法も変え、使い慣れていない特殊な機材を使い、写真のイメージにあう衣装を選び、お客様に喜んで頂けるようなメイクアップも考え、レタッチ店動画編集も学び、幾度となくトータルでの練習を繰り返し、なんとか形になりました。

ＧＩＦＴとして一番最初の撮影は、お客様が本当にご満足頂けたのか、写真を見て頂いている間までわからず、つくりあげた全員が期待と不安を持ちながら緊張し、いつになくそわそわしていたことをとても印象として残っています。新しいこと、今までと違うこと、それがいいかどうか不安もあって足が進まないこともありますが、それでもやっぱり言えるのは、やってみて良かったです。

まだまだはじまったばかりで、足りたい部分もありますが、ＧＩＦＴがノーブレムのメインの撮影になるように、また、よりお客様に満足して頂けるよう来年も頑張っていきたいと思います。

最後になりましたが、今年もたくさんのお客様にお越し頂きありがとうございました。すべてのお客様にご満足いくサービスができなかった部分もあり、今年の反省点もあります。2025年はよりよいサービスが提供できるように精進していきたいと思います。ありがとうございました。